
不用品回収や現場で、お客様から「これって持っていけますか?」とご相談いただくものの中で、トップクラスに扱いづらいのが金庫です。
結論からお伝えすると、僕のところでも基本的にお引き取りをお断りさせていただいています。
(もちろん、状態が良くて需要がある「売れる金庫」であれば、過去にお引き取りした事例もございます!)
ただ、金庫という商品は捨てるのも買い取るのも本当に大変で、プロであってもなかなか扱いづらいのが本音なんです。
今回は、部屋の隅で置物になってしまいがちな金庫のリアルな事情と、困ったときの正しい解決策についてお話しさせていただきますね。
耐火金庫は粗大ゴミで出せません!プロでも困る「3つのリスク」
小さめの「手提げ金庫」であれば、自治体の不燃ゴミや金属ゴミとして普通に捨てられる場合も多いです。
ですが、写真にあるようなドッシリとした「耐火金庫」となると、一気に難易度が跳ね上がります。
なぜ、僕たち不用品回収のプロでも扱いづらいのか。理由は大きく3つあります。
・とにかく重すぎる(コンクリート詰め)
耐火金庫は火災に耐えるため、内部に特殊なコンクリートがギッシリ詰まっています。そのため大人でも運ぶのが危険なほど重く、一般的な処分場では解体・破砕処理すらできません。
・開かない金庫には「中身のリスク」がある
鍵がない、番号がわからない金庫の場合、中に何が入っているか分かりません。万が一危険なものが入っていた場合のリスクがあるため、安易に引き取ることができないんです。
・自治体の粗大ゴミとして収集してもらえない
金庫は多くの自治体で「適正処理困難物」に指定されているため、ゴミ集積所に出したり粗大ゴミシールを貼って捨てることができません。
ただ捨てるだけでも、こんなに多くの壁が立ち塞がってしまうんです。
ダイヤルの番号を忘れたら、商品価値は一瞬で消えてしまいます
また、金庫をお持ちの方に絶対に気を付けていただきたいのが「鍵とダイヤル番号の管理」です。
先日拝見した金庫は、扉自体は開くものの「ダイヤルの番号がよくわからない」という状態でした。
元の番号が不明なため、一度ダイヤルが回ってしまうと二度と開かなくなってしまいます。そのため「鍵だけで使うしかなく、絶対にダイヤル部分に触れてはいけない」という非常に扱いづらい状態だったんです。
こうなってしまうと、残念ながら中古市場での商品価値はほぼなくなってしまいます。
金庫をお使いの方は、鍵をなくさないことはもちろん、ダイヤル番号もしっかりとメモに残しておくことをおすすめします。
処分費用(1万〜2万円)は割り切ってプロにお任せするのが一番です
金庫は買い取ってもらうのも難しいですし、安い値段で処分するのも非常に難しいアイテムです。
ですので、「これ、どうやって捨てたらいいんだろう…」とお一人で頭を抱えるくらいなら、処分費用がかかることは思い切って割り切ってしまうのが一番賢い選択だと思います。
一番確実で安全なのは、金庫専門の処分業者さんにお願いすることです。
ネットで検索すれば処分費用を明記している業者さんもありますし、電話やメールで「金庫のサイズと重量(わかる範囲で)」を伝えれば、その場でお見積もりを出してくれます。
専門業者さんに頼むと、安くても1万〜2万円ほどはかかってしまいますが、重量物を無理に動かしてご自宅の床を傷つけたり腰を痛めてしまうリスクを考えれば、決して高くはありません。
プロの手に頼ってサクッと処分していただくのが、結果として一番安心でスッキリ解決できる方法です。


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